『宮城』の企業や大学 医務室の看護師求人・募集の現状
宮城県は東北地方で最も病院数が多く、そのため看護師の求人も多くなっています。看護師として勤務する職場としては病院や介護福祉施設などがありますが、最近は企業や大学などの医務室で仕事をする看護師の募集も増えています。県内には東北大学や宮城大学など、学部や生徒数が多い大学が数多くあるため、構内の医務室に常勤する看護師を募集している大学も少なくありません。また、企業においてもトヨタ自動車東日本株式会社や株式会社東北フジパン、株式会社ユアテックをはじめとする大手企業などが点在しており、こういった企業内で働く看護師を募集しているようです。業務内容としては、大学の場合は生徒や講師のケガや急病に対応することがほとんどで、企業看護師になるとそれ以外に社員の健康管理やメンタルケアなどの業務も行っています。
また、こういった大学や企業以外でも看護師が必要とされる施設があります。空港や遊園地などのレジャー施設のほか、デパートやホテル内の医務室で勤務する看護師求人もあるようです。宮城県では冬期になると、みやぎ蔵王七ヶ宿スキー場やオニコウベスキー場をはじめとした数多くのスキー場がオープンするため、これらの施設で勤務する看護師を募集する場合があります。スキーやスノーボードで転倒してケガをしてしまったり、寒さから体調を崩してしまう人などさまざまな症状に対応するため、看護師としての業務経験がある人材を募集するところが多いようです。また、仙台空港やホテル、遊園地など全国各地からたくさんの人が訪れるような施設でも、非常時に迅速に対応するため数名の看護師を待機させていることがあります。こういった場合も、未経験者よりも業務経験のある看護師を優遇するケースがよく見られます。
職場や働く時期によって違いはありますが、多くの場合は週に3日から5日勤務で、夜勤はないところがほとんどとなっています。空港やレジャー施設などは土日祝日の出勤がありますが、企業や大学は平日の朝から夕方までの勤務が多いようです。病院や医療機関で常勤する看護師に比べると収入としては多くなるケースはまれですが、残業や休日出勤、夜勤がないためかなり人気があります。