船の医務室で働くシップナースの看護師求人

日本で客船と呼ばれる船は4隻しかありません。飛鳥U・にっぽん丸・ぱしふぃっくびいなす・ふじ丸のみです。この4隻は全て医務室を設置していますので、客船の医務室でシップナースとして働くには、この4隻の船で働くしかなく、競争率は非常に高くなっています。シップナースはそれぞれの船の運営会社が管理していて、飛鳥Uは郵船クルーズ、にっぽん丸は商船三井客船、ぱしふぃっくびいなすは日本クルーズ客船、ふじ丸は日本チャータークルーズという会社が運営しています。

 

この4社で看護師として採用されれば、シップナースとして働くことができるかもしれません。

 

しかし、まず、第一に日本全国で4社しかなく、各船に看護師は1人程度しか配置されません。多く見て、各船に2人ずつ配置されたとしても、4隻合計で8人しかいないということになります。つまり日本中で、シップナースは8人のみということになりますので、非常に狭き門となります。

 

さらに、今シップナースとして働いている方が退職しない限りは求人は出ませんので、いつ求人が出るか分からない状況です。もしかしたら、明日出るかもしれませんし、最悪の場合は、20年後などにならないと出ないかもしれません。このようにシップナースとして働くことは、非常に難しいということになります

 

さらに、最近では、看護師に似た資格で「船舶に乗り組む衛生管理者」という資格があり、その資格を持てば、注射・測定・処置など、看護師業務の一部ができるようになっていますので、船員に「船舶に乗り組む衛生管理者」の資格を取得させて、船医の下で、看護師の業務を行わせていることが増えているので、今後も看護師の求人が出るとは限りません。

 

場合によっては、現在のシップナースが退職した時に、新規求人を出すのではなく、「船舶に乗り組む衛生管理者」の資格を持っている船員に、業務を行わせる可能性もありますので、シップナースとして働ける可能性は、さらに低くなっています。それでもシップナースとして働きたいということであれば、諦めず定期的に情報をチェックするようにしましょう。

看護師の医務室求人.com|企業・学校・保育園の職員募集情報はココ!